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【自動車販売業の仕上げレス化を考える】



私事で恐縮ですが、前職は某自動車メーカー及びサプライヤーメーカーの
生産ラインに日本の最先端のテクノロジーが搭載された加工機や成型機、
搬送ロボット(下は1千万~上は億単位)などを販売する商社に勤めておりました。




皆様もご承知の通り、車は数万点からなる部品の集合体で、その一つ一つには
他の製造業には類を見ない極めて高い製品基準を設けております。




中でも私の主なクライアントであった生産加工部は、仕上り寸法精度『±1~2ミクロン』
というとんでもない高精度を求められていたため、必ず生産工程の最後に微妙な数値を
見ながら規定寸法内におさめていく 『仕上げ作業』 という工程がありました。




しかし、時代の変化とともに国内外のライバルメーカー、特に新興国との激しい
価格競争が始まり、大幅な製造原価(コスト)削減を余儀無くされると、仕上げ工程を
省いて少ない工程で精度基準を満たす、いわゆる 『仕上げレス化』 を推進するようになり
各自動車メーカーはここに技術力を集結させていました。




この自動車製造業の知恵は販売する側、つまり我々のような中古車販売業も
取り入れていくべきだと私は思います。仕入れの段階でお客様の厳しい購入基準
を満たす『もともとのクオリティが高い』、『もともとの塗装状態がいい』車両であれば
磨き工程は必要なくなり、仕上げ工程を減らすことで弊社のような販売店は合理化を
図ることができます。『時は金なり』とは、まさにこのことです。




磨きの必要がある車は、もともとの塗装状態があまり良くありません。その為、
磨きやコーティングを施工しても一時的には綺麗になりますがすぐに『輝き』『艶』を
失い、結局元の状態に戻ってしまいます。これは、太陽からの紫外線や熱で厚さ約40μの
クリア層を劣化させ、更にその劣化が顔料層にまで及んでいることが原因です。





したがって、自社の磨き技術を誇示するために細かく磨き工程を紹介している
お店様になればなるほど、「ではもともとの塗装コンディションはどうだったの?」
「そこまで磨き上げなければ綺麗にならなかったの?」と私的にはどうしても疑念や
不信感が残ります。




料理も素材が一番ですし、女性もメイク美人より素肌美人といわれるように、車も
同様のことが言えるのではないでしょうか。




長くなりましたが・・・・・




弊社が販売車両の仕上げ工程を紹介していないのは、独自の徹底的な厳しい仕入基準
(八廣堂クオリティ)を設け、最高のコンディションの車を仕入れていますので正直、
仕上げ工程を紹介するほど作業がございません。




ポリッシングの腕(技術)を磨くのではなく、仕入精度に磨きをかけ、最終的には究極である
『仕上げレス化』を目標にしております。




今回は中古車販売業による『仕上げレス化』について考えてみました。今後も八廣堂独自の
視点から中古車販売に対する意見や見解、あるいはオブジェクションなどをこの
『HAKKODO JOURNAL』で書いていきたいと思っております。




その時はまた、お付き合い下さい。



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