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2014.08.07
ドライブシャフトブーツ交換

今日はメカニックの承諾をいただき、後学のためにアウディTTの
ドライブシャフトブーツの交換作業に立ち会わせていただきました。

今回交換したのは、左フロントインナーとアウターの両ブーツ。まずは
シャフトを取り外してから破れたブーツを除去し、丁寧に洗浄。写真は
デフ側軸受けの洗浄。

その後、専用グリスを充填してから新しいブーツを取り付けます。
写真右側の旧ブーツは最後の一巻きが完全にちぎれて無くなって
しまっています。

最後にシャフトを車体に取り付けて完了。写真はアウター側ブーツ。
作業工程の中で一番コアな部分である、タイヤ側のバラしと組み立て
作業は、つい見入ってしまい写真を撮り忘れてしまいました。お許しください。
FF車の宿命とも言えるブーツ破れ。エンジンの動力を左右の
駆動輪へ伝えるドライブシャフトは、操舵の動きに合わせて
大きく曲がるようになっています。この部分を覆っているのが、
ブーツと呼ばれるジャバラ状のゴムカバー。
ブーツはハンドルを切る度に伸縮を繰り返しているため、ゴムが
硬化してくると、どうしてもヒビ割れを起こして破れてしまいます。
そうなると、内部のグリースが飛散して潤滑ができなくなってしまたり、
砂埃や水の侵入により内部の軸受け(ベアリング)を損傷させてしまう
恐れがあります。
このような状態になると、ユニバーサルジョイント(人間でいう関節)の動きが
極端に悪くなり、ハンドルを切るとコトコトと異音が発生。
発見が遅れるとドライブシャフトそのものを交換なんていうことも。
車検で落される原因ベスト3に挙げられるブーツ破れ。
『よくあることだから』と軽視しがちですが、ドライブシャフト一式交換に
なると大きな出費になってしまいます。
そうなる前に定期点検を実施し、早期発見につなげていきたいものですね。
当店では法定点検はもとより、ロングドライブ前の安心点検なども
承っております。どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。
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