fc2ブログ
北康利著『松下幸之助“経営の神様”と呼ばれた男』を読みました。

2014-7-7.jpg

この本には、財閥解体制度によるGHQとの戦い、 フィリップス社との
提携、熱海会談、ソニーとのビデオ戦争など、氏の功績語るうえで外す
ことのできない伝説的な出来事やエピソードがわかりやすく、かつリアル
に書かれています。



生家の没落により両親と離別、その後小学4年で丁稚奉公に出され、
苦難の連続を乗り越えて独立創業、一代で世界有数のグローバル企
業を築き上げた独自の経営理念は、松下幸之助の生き方そのもの。



その生き方から裏打ちされた珠玉の言葉、金言が本書にはいっぱい
詰まっています。



中でも僕が一番心に残ったのは 『天地自然の理に従う』 という言葉でした。



分かりやすいので本文を引用すると、「天地自然の理に従うとは、雨が降れば
傘をさすというようなもの。雨が降れば、ごく自然に傘をさす、それが素直な心
なのである。それを意地を張って傘をささないということは、心が何かにとらわ
れているからである」



「素直な心とは、言いかえれば、とらわれない心である。自分の利害とか感情、
知識や先入観などにとらわれずに、物事をありのままに見ようとする心である」
と、このように書かれています。



お客様から求めれれているサービスを提供するには、お客様の聞こえざる
声を何とかして聞こうとする姿勢、つまり素直な心を持つことなんですね。



日本の歴史の中で唯一“経営の神様”と呼ばれた男、松下幸之助。そんな神様が
生涯をかけて思索した経営哲学を、上辺だけすくう (簡単に仕事に取り入れる) なんて
いうことは、あまりにもおこがましい話ですので、まずは松下幸之助の考えを一つ一つ
理解していくことから始めていきたいと思います。



ポチっとよろしく!
人気ブログランキングへ
ブログランキング・にほんブログ村へ
『2つもポチッ』ありがとうございます。
実はこの『ポチ』とても励みになってます
Secret

TrackBackURL
→http://hakkodo.blog121.fc2.com/tb.php/1231-5222e6e2