| Home |
2013.09.30
大人の遠足 長野県松本市『上高地』後編

輸入車とともにこだわりのある一日を過ごし、「人生を豊かにしていこうという!」
というコンセプトで始まった『大人の遠足』。
第二弾となる今回は、日本を代表する山岳景勝地『上高地』。
前篇に引き続き、見どころ満載の上高地をご案内します。

やがて、熊笹の生い茂る小道から木道に変わり、緑のトンネルを抜けると…

木道の脇を小川が涼しげな音をたてて流れていました。立ち止まり、ゆっくりと
一呼吸、二呼吸、スローな時間の流れに身をゆだねる。

再び森の中を分け入り、木道を更に進む。

眩しい光とともに、視界がパッと開けたと思ったら、清流、梓川に出ました。
『壮麗』を絵にかいたような景色。清らかな水は見ているだけで心が洗われます。

梓川の畔を歩くこと10分。森の中に古めかしい鳥居が突如現れる。
そう、ここがハイキングの目的地である『明神池』入り口。

上高地はその昔、神が住む所という意味で『神河内』と表記されたり、
神が降りた地として『神降地』という文字が当てられるぐらい神聖な場所。

この地に降臨したとされる神、穂高見命(ほたかみのみこと)を祀る穂高神社
で参拝した後、神に導かれるごとく、いよいよ奥にある明神池に。


神聖な趣、凛とした空気感、ここは間違いなく神が宿る池。水面には周りの風景が
映し出され、別名『鏡池』と呼ばれるに相応しい透明度を誇っていました。

近くにいたハイカーの方から、「写真撮りましょうか?」と声をかけていただいたので
旅の記念に一枚撮っていただきました。池の味わいを一層深めている、美しい緑の
存在も忘れてはいけない。

明神池を後にし、河童橋に向けて出発。行きと同じではつまらないので、復路は
梓川を渡って左岸コースで戻る。右岸に比べて木道は無いものの、サラサラの
砂の道がクッションとなって足への負担を和らげてくれました。太陽の光を
キラキラと反射する砂道、ずっと眺めていたくなるような景色が続きます。

泣きたくなるほど美しい川の流れ。信州の秘水といわれる『清水川』。
国の定める水質判定基準で最もきれいなランクとなっているのもうなずけます。

明神池から約1時間半かけて河童橋に到着!渇いた喉を潤すべく、軽めのビールと
濃厚なソフトクリームでしめる。旅の最後にプチ贅沢な時間を過ごしました。

今回の上高地ハイクは、穂高連峰を代表とする雄大な山、透明で清涼な川や池、
豊かな木々の緑が作り出す造形美に癒され、心身共々リラックスすることが
できました。これからも、理屈では語ることのできない『珠玉の風景』に会いに
来てみたいと思います。
上高地へのアクセス

上高地は、東京から約4時間と日帰りドライブにはちょうどいいコースです。
中央道松本ICを降りてからの国道158号線は、途中から緩やかなカーブと
直線が続く山道になるので、ドライブにはピッタリ。心置きなく運転そのものを
楽しんで下さい。
標高1000m付近から勾配もきつくなり、ここから幾つもの暗くて狭い
トンネルを抜けていきます。この程よい緊張感が、ドライブをより一層
楽しいものにしてくれることでしょう。

観光バスも多く、すれ違うことがやっとの狭い道もあるので、Aクラスなどの
コンパクトカーがお勧めです。
これからの紅葉のシーズン。是非、こだわりの輸入車で上高地に出掛けてみては
いかがでしょうか。
ポチっとよろしく!


『2つもポチッ』ありがとうございます。
実はこの『ポチ』とても励みになってます
| Home |